フランス東部のドイツとの国境沿いにある小さな街コルマール。色鮮やかな花や、絵のようにかわいいカラフルな家と、街中を通る川が見事にマッチしているコルマールは花の街と言われており、街中を歩いているだけでとても楽しめます。ここでは、コルマールの魅力やおすすめ観光スポット、パリからのアクセス方法などを紹介します。
旅行ルート
約2ヶ月間、フランスのオルレアンにて研究のため滞在。週末の休みを利用してフランス国内および周辺諸国の都市(3ヵ国12都市)を一人で周遊。コルマールへは、パリからストラスブールを経由しました。私は世界遺産等も好きですが、日本では味わえない特有な街並みなどが好きなので、観光してみることにしました。
コルマールの魅力!
街中にインスタ映えスポットだらけ!
コルマールの魅力はなんと言ってもそのかわいい街並み!花の街として最高級の評価を受けており、世界中から観光客が訪れます。とは言っても、パリからは離れていることもあり、私が訪れたときもツアーが1,2組いたぐらいだったため、ゆっくり楽しむことができました。家の外観にもかわいい街づくりのための工夫が施されています。インテリグッズや季節に合わせた装飾がされており、少し歩いては写真を撮るの繰り返し。また、見どころは街の中心地に集中しているため、歩いて回れる距離です。フォトジェニックな写真を撮りたい人だけでなく、お仕事を引退された方にもおすすめな街です!
ドイツ文化も感じられるスポット
コルマールや周辺にある都市ストラスブールなどの、ドイツとの国境沿いにあるフランス最東部のこの地域は、アルザス地方と呼ばれています。この地方はフランスとドイツの領土争いによって何度も国家が変わった歴史を持っていて、至る所にドイツ語表記の看板もある上、木組みの家などをはじめとした街の雰囲気からその片鱗を感じられることでしょう。この木組みはあえて機械的な直線で構成されておらず、手作り感がありとても親しみが持てますよ!
美術館でその歴史を体験してみよう
コルマールには4箇所ほど美術館があります。アルザス地方に根付いた美術やドイツに対抗して発展してきた歴史などを知ることができ、とても興味深いスポットです。同じ場所でも、統治下の違いによって異なる美術観が生まれたのは、この地域ならではの発展の仕方ですね。
おすすめ必見スポット3選!
おすすめスポット①:「ハウルの動く城」のモデルになったプフィスタの家
ジブリ作品の「ハウルの動く城」のワンシーンに用いられた建物!アニメ内ではこの建物の上をハウルが飛んでいます。外観のフレスコ画がとてもおしゃれです!現在は1階がワイン屋さんとなっています。ところで、フランスのワインといえば、ボルドーなどの赤ワインをイメージする方が多いでしょう。アルザスのワインは白ワインが有名で、とても口触りがよく日本食にもぴったりでとてもおいしいです!私もここでスパークリングワインを購入し、帰国後に楽しませてもらいました。
おすすめスポット②:「美女と野獣」のモデルになった街並み
ハウルだけでなく、ここコルマールはディズニーアニメの舞台にもなっているんです!そうです、あの「美女と野獣」の舞台としても登場しています。ベルが本を読んでいる際に座っていた噴水なども実際にあります。アニメを見てから行くと、街の至る所でその面影を確認することができます!お土産屋さんなどではベルの衣装が売られていたりするので、ベルになりきってみるのもいいですね!
おすすめスポット③:かわいいお土産、雑貨!
建物や街並みがかわいいコルマールには、おしゃれなお店やレストランもたくさんあります。おみやげにはインテリアや置物などの小物を売っているお店がおすすめです!アルザス地方のマスコットキャラクターのコウノトリがモチーフとなった商品が数多くあります。特にアルザス陶器は花や鳥の模様が多く取り入れられており、カラフルでとてもかわいいです!手作業で作られているため、ここでしか手に入らないものもたくさんあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
アルザス地方ならではの料理!
ワインと相性抜群なソーセージ
アルザス地方には独自の文化に基づいた料理が数多くあります。アルザス風のピザであるフラムクーシュなどがありますが、特に「シュークルット」がおいしかったです。日本でも、シュークルットという名前で乳酸発酵させたキャベツが売られていますが、アルザスではキャベツと一緒に食べる大きなソーセージやマッシュポテトと合わせた料理名として知られています。ソーセージも様々な具材が入っていて、食感も楽しむことができおすすめです。アルザスワインの白ワインとも相性抜群なので、訪れた際はぜひ食べてみてください!
コルマールへのアクセス
列車がおすすめ!
パリからは列車かバスを利用して行くことができます。それぞれ、列車は約2時間半〜3時間半程度で、バスは10時間ほどかかるため、私は列車で行きました。パリからストラスブールまで高速鉄道のTGVで行き、ローカル列車のTERでコルマールまで行けます。私はストラスブールも観光したかったため、ストラスブールにて1泊し、翌日に朝イチでコルマールに向かいました。当日に駅にてチケットを買うこともできますが、パリ-ストラスブール間は席が埋まることもあるので、前もって予約しておいた方がいいですね。ストラスブールとコルマール間は予約しなくても問題ないです。
アプリをインストールしておくととても便利!
以下のフランス国有鉄道のHPより予約できます。スマートフォンにアプリをインストールすると、チケットを印刷する必要がなく、QRコードを見せるだけで乗ることができ、とても便利です。
https://en.oui.sncf/fr/?redirect=yes
また、フランスだけでなくヨーロッパの鉄道は日本と異なり、購入日時によって列車の値段が異なります。パリからコルマールまでも値段が安い日は30ユーロ前後で購入できますが、直前になると70ユーロ近くすることもあるので、旅行日時が決まっている際は早めに予約しておきましょう。
おすすめ時期
いつ訪れても楽しいコルマール
私は10上旬にコルマールに訪れましたが、きれいに花も咲いていてとても楽しめました。季節によって街中に飾っている花が異なるようなので、いつ訪れても満足すること間違いなし!クリスマスシーズンになると、クリスマスマーケットが催されます。雪の中のかわいい街並みを散策しながらクリスマスを楽しむのもいいですね!
まとめ
フランス東部にあるコルマールは歩いているだけで楽しい観光地です。フランス内にありながら、ドイツっぽさも感じられる特有な文化を持っているこの街で、ジブリやディズニーの世界に浸ってみてください!また、きれいな花やかわいい装飾が施されていて、どこを切り取っても画になります。パリとはまた違った、メルヘンな街コルマールにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。